大麻草には、多くの成分が含まれていますが、特に「カンナビノイド」と呼ばれる成分群が注目されています。
この記事では、カンナビノイドの中でも特に有名なCBD(カンナビジオール)に焦点を当て、その種類と働きについて解説します。
【カンナビノイドの種類】
カンナビノイドには140種類以上が存在し、その中でもCBDとTHC(テトラヒドロカンナビノール)が特に知られています。
THCはマリファナの主成分であり、精神活性作用があるため、日本では使用が許されていません。
一方、CBDには精神活性作用がなく、日本でも使用が認められています。
【CBDの働き】
CBDは、体内のエンド・カンナビノイド・システム(ECS)と呼ばれるシステムに作用します。
1990年代に発見されたECSは、体のさまざまな機能を調整する役割を担っており、CBDはこのシステムを通じて潜在的な健康効果を発揮すると考えられています。
【現代におけるCBD】
2018年、WHO(世界保健機関)やFDA(アメリカ食品医薬品局)はCBDを安全な成分と認定しました。
これにより、アメリカでは産業用ヘンプの栽培が合法化され、CBD市場が急成長しました。
現在、CBDはさまざまな病気の治療に期待され、日本でもCBD製品の普及が進んでいます。
【おわりに】
CBDは、その安全性と潜在的な健康効果から、世界中で注目されています。
今後も研究が進むことで、さらに多くの可能性が明らかになるでしょう。
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