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体内の秘密:エンドカンナビノイド・システムの発見

私たちの体には、まるで大麻の成分と会話するような不思議なシステムが隠れています。1990年代の医療研究により、この驚きのシステムが明らかにされました。それは「エンドカンナビノイド・システム(ECS)」と呼ばれ、私たちの体内バランスを整えるのに重要な役割を果たしているんです。

この発見の始まりは、ラファエル・ミシューラム博士とそのチームによる研究でした。彼らは、私たちの体が自然に「アナンダミド」という化合物を作り出していることを発見しました。この名前はサンスクリット語で「至福」という意味です。アナンダミドは、大麻の成分THCのように、私たちの体内のCB1受容体に作用するのです。

さらに、ミシューラム博士たちは「2-アラキドノイルグリセロール(2-AG)」という別の化合物も発見しました。この化合物は、CB1受容体とCB2受容体の両方に作用します。

エンドカンナビノイド・システムは、約6億年前に地球上の生物に現れたと考えられており、魚類から哺乳類まで、幅広い生物がこのシステムを持っています。私たちの体が健康でバランスの取れた状態を保つのに、このシステムが大きく寄与しているんですよ。

プロジェクトCBDの創設者マーティン・リー氏によれば、この研究分野の進展により、がんや糖尿病、神経性疼痛など、さまざまな疾患の新しい治療法の開発が期待されています。

最新の実験では、カンナビノイド受容体が、私たちの痛み感覚、炎症反応、食欲、消化運動、睡眠サイクル、さらには気分を変化させる神経伝達物質の放出にも影響を与えていることがわかっています。このように、エンドカンナビノイド・システムの発見は、私たちの健康と病気への理解を深め、将来の医療に新たな可能性を開いています。

著作者:pikisuperstar / 出典:Freepik