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元警察官の私がタイのCBD博士と出会う話

この度Asabis株式会社CBD部主催「CBDアドベントカレンダー2023」への参加に招待していただきこの記事をUPする運びとなりました。


CBDとの出会いは人それぞれいろいろなエピソードがあるかと思われます。
私のエピソードは少し皆様とは違うかもしれません。


私は長年警察に奉職し、退職するまで主に殺人などの凶悪事件を担当して参りました。
仕事がら、犯罪・事故・自殺など多くの現場に立ち会って参りました。
その中でも、ずっと頭に残っている、辛く、忘れられないのが自殺に関することでした。
自殺で命を絶ってしまわれる方の多くが「」という症状に悩まされていました。
」の症状が強くなると、どうしても副作用の強い「抗うつ剤」や「睡眠薬」の処方を受けていました。
この処方は悪循環としか言えないものでした。


「不安が強くなると薬の処方を受ける。薬の効果が切れると更に不安が強くなる。その不安から逃れるために薬を飲む。薬の効果が切れると、以前よりも更に強い不安が襲ってくる。」この繰り返しの中で、強い不安から押し潰されるように自殺という選択肢を選んでしまう。
私の中では「抗うつ剤」や「睡眠薬」は不安を治してくれるものでなく、一時的に不安や不眠を逃れさせてくれるための副作用が強く、依存性が高い「危険な薬」だという位置付けでした。このような薬は、結果的に逆効果になる可能性が極めて高く感じておりました。
亡くなられた方の遺書を読んだり、家族から人生の流れを聞いたりしながら手続を終えて現場を後にすると、その夜は、亡くなられた方の顔を思い出しては、胸が苦しくなり眠れないこともありました。


警察を退職した後は、危機管理や警備事業を主とする会社を起業しました。
警察を離れ民間人になってからも、辛い人生を送って自殺をされた方のことが頭から離れませんでした。


月日が経ち2020年頃、「CBD」という言葉が耳に聞こえてきました。
人生の大半を警察官として「遵法精神」を貫いてきたので「CBD=大麻=悪いもの」というイメージが先行してしまい興味すら持ちませんでした。
昨年の夏、たまたま友人から「CBDが世界中で注目されている。その成分は不安や不眠の解消など「鬱」症状にも効果的であるだけでなく、癌をはじめあらゆる症状に対しても効果的であり、植物由来であることから副作用や依存性がほとんどない。」と聞かされました。
最初は信じられませんでしたが、「もし、これが本当なら、過去に亡くなった「鬱」の方々が救えたのではないか?」ということが頭を過り、ネットでの記事を読み漁り、友人の医療関係者などに聞いて回りました。
人が本来持っているエンドカンナビジノイドシステムの受容体にカンナビノイドが極めて有効であり、世界が注目して研究が進められている中、日本でも法改正をして取り組もうとしていることを知りました。
私の中で大麻草は、まさしく「魔法のよう」な成分を持った植物となり、自分でもCBDを仕入れて人の健康の為に、健康を害して苦しんでいる人の為に届けたいと思うようになりました。

 

しかし・・・調べて行く中で・・・
カンナビノイドには、日本では規制されているTHCの問題がありました。
遵法精神を何よりも重んじている私にとって決して違法なことができない中で、「タイ国に世界最高クオリティ」と言っても過言でないCBDを抽出・精製できる博士がいることを知りました。
何が何でもこの博士と会ってみたいという強い気持ちになり、昨年11月タイへ渡りました。
どうしても博士が作るCBDを日本国内で健康に苦しんでいる人々のために広めたいという熱い気持ちを伝えました。

 

博士は、「日本に3年間留学をしていたので第二の故郷だと思っている。日本は法律がどの国よりも厳しくTHCは0.000%でないと違法になる。私が日本のために特別な工程を経てTHC成分を完全消滅させて輸出する。」と言ってくれたのです。

そう、タイも欧米と同じくCBD製品にTHC成分が0.2%以下であれば含有されていても合法なのですが、わざわざ日本の為にTHC成分を0.000%に特別な工程を経て手間暇かけ作ってくれるというのでした。
博士のその言葉に感動した私は帰国し、早速、Wellnessに特化したOz JAPAN株式会社を設立し、本年1月に博士の会社(WP Science Co.,Ltd.)と5年間の独占的売買契約を締結したのでした。

 

博士の名は、「Weerachai Phutdhawong」
我々は博士のことをセカンドネームの「オッド先生」と呼んでおります。

 

CBD業界はまだまだ課題が沢山ありますが、人類を救う魔法のような成分をもつ産業用ヘンプについて、我々もCBDについての啓蒙活動を推進して参りたいと存じております。

Oz JAPAN株式会社 代表取締役 吉村文男