社交不安症を持つ学生にとって、準備時間がほとんどなく4分間の話し合いはつらいものです。しかし、Neuropsychopharmacology誌で行われた小規模な実験では、CBDが社交不安症の患者において、シミュレートされた公の場でのスピーチ課題において不安感や認知機能障害を軽減する効果があるようです。
しかし、二重盲検法による研究では、CBDを投与された健康なボランティアは、不愉快な画像や言葉に対する感情的な反応において、プラセボ群と比べてほとんど変化がなかったと報告されています。研究の共著者であり、シカゴ大学の精神医学および行動神経科学の教授であるハリエット・デ・ウィットは、「CBDが鎮静作用を持つ薬であれば、刺激に対する反応が変化するはずだ」と述べていますが、「しかし、変化は見られなかった」と述べています。
多くの兵士は戦争やPTSDに苦しんで帰国し、しばしばトラウマのイベントに関連する特定の活動、場所、人々を避けます。退役軍人省は、CBDを心理療法と組み合わせた初の研究を資金提供しています。
カリフォルニア大学サンディエゴ校の助教授であり、この研究の主任研究者であるマロリー・ロフリンは、「私たちの主な治療法は、トラウマのリマインダーと恐怖反応との関連性を断ち切ることを試みています」と述べています。「私たちは、少なくとも動物モデルでは、CBDがそのプロセスをはるかに速く進めるのに役立つと考えています。」ただし、大規模な臨床試験が進行中であり、心理学者たちは、これが有効な治療法であるかどうかについてはまだ十分な証拠はないと述べています。